熱い指導者シリーズシリーズ第10弾!
福森先生は、もう指導歴は、半世紀を超えており、鹿児島にミニバスを普及されたまさにその人で、鹿児島ミニバスの生き字引ですね!
そんな福森先生から私はたくさんの事を学びたいと、何度も一緒に練習をさせていただいております。ここでは、そんな福森先生の語った言葉について書いていきたいと思います!
②熱い指導者の言葉シリーズ 北九州 谷川典之先生(大場谷・大蔵・若松B)
④熱い指導者の言葉シリーズ 神奈川県 柿生フィリーズ 佐能俊秀先生
⑤熱い指導者の言葉シリーズ 埼玉県 川口じりんMBC 小山高広先生
⑥熱い指導者の言葉シリーズ 佐賀県 スワッガーズ 原田久志さん
⑦熱い指導者の言葉シリーズ 福岡県 津屋崎シーボーイズ 田邊芳明さん
⑧熱い指導者の言葉シリーズ 福岡大分 現大分中 楠本哲二先生
⑨熱い指導者の言葉シリーズ 鹿児島県 大龍ライジングサン 石井真也コーチ
福森千尋先生!そのルーツと成り立ち
福森先生は、もともと学校の先生で、最後は皇徳寺中学校の校長先生として退職されました。私が指導を始めた時には既に鹿児島の重鎮で今も現役で指導されている事を考えると凄い事です。(東谷山の三宅さん、川上の松元さん、西陵の新枦さん、伊敷の持増さんなど皆さん素晴らしいですね。)
先生は、鹿児島にミニバスを持ち込まれた方になります。
ルーツは、吉井四郎先生・笠原先生の流れを組む、まさに日本バスケ本流の先生の方になります。
福森先生の凄さ
私が先生の事を凄い!と思ったのは、2010年ころのことだったと思います。
先生は、当時も当然ながら鹿児島トップの指導者の一人として活躍されておりましたし、西伊敷チームも強いチームを毎年作られておられました。
当時九州では、WEST明和の佐藤さん、百道SSの土本さんなどが九州の男子を引っ張り全国へチャレンジされているところでした。
その凄さは鹿児島にも伝わり、凄いチームだなと我々も感嘆している。そんな世代でした。
そんな時、福森先生は積極的に県外へ出てそういうチームに勉強へ行き、ご自身のチーム・指導・スタイルをずいぶん変えられたのです!
これを目の当たりにして「本当にすごい」と唸りました。
永く指導をされて、自分のスタイルで実際に実績を上げられている指導者が、そのスタイルを若い指導者から勉強して変化していくという柔軟さに衝撃を受けました。
このベテラン先生でも、どんどん自分自身を成長させていくんだ!という姿勢は非常に衝撃で
だから、このチームは勝ち続けるんだ。と本当に感じました。
この先生から学びたい
私は、学ぶのであれば
地区一位より県一位
県一位より九州一位
九州一位より西日本一位
西日本一位より日本一位
日本一位よりアジア一位
アジア一位より世界一位
だと、単純に思っておりましたので、地区の指導者より県の指導者。県の指導者より九州全体の指導者。九州より全国の指導者と目が向いておりました。
福森先生が指導されている西伊敷ミニバスは、同じ鹿児島北ブロック(7チーム)という非常に近しいチームで同じブロックになります。
けど、こんな近くに。
県外にわざわざ行かなくても県内にも本当に良い先生がいるんだ!この先生から学ぼうとおもえました。そこからは更に県内の指導者仲間の方々から学ぶことが増えた様に思います。
やはり、勝ち続ける指導者の先輩方にはその哲学があり、学ぶべきものがとても多いです。
福森先生の指導
初めて多くの合同練習等を組ませていただいたのは、2017年の代だったと思います。
この代は本当に多くの練習を一緒にしました。保護者から「また、西伊敷ですか・・・」と呆れられるくらいでした。
まず驚いたのは、
思った以上に練習で「叱らない」事です。
昔の先生ですし、やっぱり強豪チームにスパルタな印象はありますのでスパルタなのかな?と思っていましたが、全然違いました。
そして、「褒めて」「拍手」する多さにもびっくりしました。
やっぱり指導者は変化していっているんですね。
福森先生は、もともと本職の先生でしたので子供たちとの関係づくりがとても上手だなと本当に思わせていただきました。
福森先生の熱い言葉!!
それでは、思いつくままに福森先生の言葉を振り返ってみます。
・ゲームが上手にならなければならない。子供も喜ぶ。まずゲームをしてその足りないところを見抜いて練習をしてそれをまたゲームで使ってみる。その繰り返し。
・出来る限りゴールのそばでシュートしなければならない
・リバウンドシュートはおでこの上からできるだけ高い位置で
・やっぱりスピードがなきゃダメ
・ドリブルは低くて強い方が早い
・まずはこども目線で考えなきゃいけない
・チームは保護者の方々との関係が大切
・どんなに時間が無くても練習ではゲームをする。時間が無ければ時間を流しっぱなし(プログラムタイマー)での2分流しのゲームでもいいからとにかくゲームを行う
・速攻のパスのレシーブ練習は横パスをうけても意味ない。後ろからのパスをキャッチする練習が必要
・ディフェンスはまずはやっぱりマンツーマンが基本。その先にゾーンがある
・右側からシュート打って、左側に落ちるリバウンドを取れたらいい。そのための練習をする
・ペイント内のシュートはシュートの前に身体をあてる
・色々なシュートバリエーションでフィニッシュできた方がいい
・身体作りがとても大切。基礎的な体づくりを時間をかけておこなう
・素直な子供達を素直に伸ばす指導をする
・保護者は自分の子を人と比べない。その1年1年の成長を見てほしい・喜んでほしいと話をする
・年に2回保護者も入れて集まって親睦を深める。竹の節のようなもの竹は節ができる事で強くしなり粘りが出る。その節づくりのための親睦会は必要。
・汚いプレーはいらない。まっとうなプレーをまっとうにする。
・プレーを始めたばかりの子は0度に立ちたがる。まずは45度からシュートをさせる。
・はじめて練習に来た子は「こういう風」に指導してシュートが入るようにして帰宅させる。子供はシュートが入るようになって帰るのでとても喜び入ることが多い。
等々です。
こうやって思い返しますと本当に色々なお話をお聞きして成長させていただいているなと感謝ですね。
私もチームに落とし込んだり、また若い指導者でシェアしなければならないと感じるところです。
先生本当にありがとうございます。
これからもお元気にしていただいて色々とお話をお聞かせください(^^♪
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