2021年10月3日日曜日 20時54分より、BS-TBSでアジアカップ女子バスケの決勝
日本 VS 中国
の試合がありました!
結果はご存知のように日本女子の優勝!!おめでとうございます!!
ベスト5の宮崎選手!赤穂選手!(MVP 赤穂ひまわり)
アジアカップ女子バスケは前人未踏の5連覇という事で、オリンピック銀メダルの勢いそのままにと言ったところです。
しかしながら、決勝を控えてスタッツなど見ている限りでは、オリンピック5位の中国代表はまさにオリンピックの布陣のまま大会へ臨んでおり、圧倒的な強さで勝ち上がっていました。
私も、当然日本を応援しておりましたが、若手主体の日本、厳しい戦いを予想しておりました。
蓋を開けてみるとどうでしょう。
若手の面々の堂々と自信に満ち溢れた戦いぶり!
実力では、五分五分いや、やはり高さや経験は中国代表も素晴らしかったです。
しかし、日本代表の勝利。
当然、一概に『~だから勝ったといえる』ほど、バスケットボールは甘くもありませんし、単純でもありません。
けど、このゲームを見ながら、考える事や感じる事はたくさんありました。
日本の頂点”JAPAN A代表”を考える。
素晴らしいメンバーだったバスケットボールJAPAN A代表2021
今大会のJAPANのメンバーは下記のメンバーです(^^♪
ヘッドコーチ 恩塚 亨 (東京医療保健大学)
3 馬瓜 ステファニー (PF / 182cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
18 西岡 里紗 (C / 186cm / 三菱電機 コアラーズ)
20 東藤 なな子 (SG / 174cm / トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)
21 永田 萌絵 (PG / 174cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
23 山本 麻衣 (PG / 165cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
27 林 咲希 (SG / 173cm / ENEOSサンフラワーズ)
32 宮崎 早織 (PG / 167cm / ENEOSサンフラワーズ)
33 中田 珠未 (PF / 183cm / ENEOSサンフラワーズ)
41 根本 葉瑠乃 (SG / 176cm / 三菱電機 コアラーズ)
81 宮下 希保 (SF / 179cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
88 赤穂 ひまわり (SF / 185cm / デンソー アイリス)
99 オコエ 桃仁花 (PF / 182cm / 富士通 レッドウェーブ)
決して、国際レベルの試合ではサイズもあるわけではありません。
ただ、今回衝撃だったのは、恩塚コーチも言われていた世界一の”アジリティ”です。
アジリティは当然にバスケにおいて非常に大切な要素ですが、確かにアジリティが高さに勝った瞬間を感じさせてくれました。
髙田がいない。町田がいない。渡嘉敷がいない。本橋がいない。日本代表。
女子において200㎝のセンターの頭上からボールを奪い取る山本麻衣!
3Pを封じられても、勝負所のブレイクで勝利を手繰り寄せた林!
3×3を彷彿とさせる1対1とゴールへのアタック、3Pが見事だったステ!
入る入らないに関わらず良いシュートセレクションで3Pを打ち続けるオコエ!
世界サイズの2番としてMVPの活躍をしたひまわり!
決勝での活躍は見事の一言!凄まじいスピード、メンタル、コントロール力の宮崎選手!!
皆さん素晴らしかったです。
U12カテゴリー(ミニバス)で感じるアジリティーの大切さ
小学校時代は非常にアジリティーの育つ時期です。
私は子ども達には「すばしっこさ」と表現しています。
このアジリティは、「忍者」に代表される日本人特有の強みのような気がします。もっと言うと、長時間に渡りアジリティを保ち続ける能力が高いように思います。
また、ミニバスにおいては、プロや上のカテゴリーのように、選手をリクルートしたりドラフトしてチームにいれるわけではありません。
あくまで、地域の近くの子たちと一緒にバスケをすることがほとんどです。
このような子たちを、バスケットボールができるように育てていく事(バスケットボールが出来る身体作りをしていくこと)が我々ミニバス指導者の宿命であり、楽しみであると思います。
バスケットボールは、トランディションゲームであり、ボールゲームで、パスゲームです。
いつでもパスが来る可能性がありますので、オフボールの時は足が床についている状態が多い状態で走る(足の回転を上げて走ることが大切です)
そして、ほとんどの場合、体格に恵まれていないチームを率いる事が多く、体格で劣っているチームが体格で勝るチームにどう戦うかが悩みになります。
これを解決する唯一の手段がアジリティ強化ですね。
やっぱりこれに尽きるんだなと思いました。
皆さん、アジリティを鍛えましょう!!
日本女子バスケの試合は見ていて面白い
また、日本女子バスケのゲームはオリンピック期間中からそうでしたが、見ていて本当にスピーディーで面白いゲームをします。
そして、粘り強く切れないディフェンスをします。
私はまだまだ勉強の途中ですが、日本代表の試合にも非常に影響を受けています。
穴を作らずしっかりと守るマンツーマンディフェンスは素晴らしいですし、日本が長年培ってきた勝つためのディフェンスの要素が至る所に散見できるディフェンスだと思います。
安易なプレスやローテーションが少なく、硬くプレッシャーが強いです。
このJAPANが一つの目標であるとするならば、私はミニからこのようなディフェンス&オフェンスをぜひU12カテゴリーの子ども達にも指導していくべきだと思いますし、実際、そうしたほうが強くなると思います。
オフェンスは全員が広いレンジのシュートが打てることをベースに、1ON1も強く合わせも複雑です。パッシングとドリブルのバランスも素晴らしいですね。
私もまだまだ勉強中です。
ただ、オフェンスは本当に時間がかかると思いますが、少なくともまずはディフェンスでこの域まで作り上げていきたいですね。
そのディフェンス(その考え方)は、子ども達の宝物になると思います。
本当に日本代表の皆様素晴らしいゲームをありがとうございました。
それでは今日も一日頑張りましょう。
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